セックスレスについて思うこと – その2

「その1」では、セックスは人間生活に必要だと思うこと、一方で私もセックスレスの経験があり「される側」だったことなどを綴りました。

では今度は、セックスレスに「してしまった側」だった経験について話したいと思います。
これは15年ほど続いた結婚生活の中での話になります。

一度目のセックスレスはあるあるですが、出産や育児真っ最中の頃。理由も単純で、私にそんなセックスなんかの余裕がなかったからでした。
とは言っても、夫からセックスの頻度が少ないとかそういう苦情があったわけではないんです。
夫とはすごく仲も良かったですしね。
当時、私は夜も子供を寝かしつけながら一緒に寝てしまうことも多かったし、寝なかったとしてもその後家事をしたり仕事をしたり、ゆっくりする時間はとても取れませんでした。
子供が祖父母宅に泊まりに行ったり、何かしらの理由で不在になるような時はいつもセックスしていたので、夫もその辺は仕方ないと理解していたと思います。

でも夫がセックスに持ち込もうとする行動が度々ありながらも、私が応じることができないことがあったのと、セックスレスの定義が1ヶ月以上、ということであれば、今振り返ると度々セックスレスになっていたんじゃないかなという感じ。
いつセックスしたかなんて気にしている暇は私になかったので、正確な頻度は不明ですが。

二度目のセックスレスは子供がある程度大きくなってからです。理由は、これはもう私の心が夫から離れてしまったことですね・・・
そこからお別れするまでに結果的に2年くらい家庭内別居していたことになるのかな。記憶もおぼろげですが。
私は決断が早い方なので、早々に別れたいことは夫に伝えていたのだけど、夫の方が渋っていたので家庭内別居というかたちになっていました。
ということで2度目に関しては、既に夫婦関係が破綻しているから、セックスレスには当てはまらないのかもしれません。

一度目の出産・子育て時期のセックスレスに関してですが、こういう夫婦は私の時代だけでなく、今も多いようですね。
これは本当に難しい問題だと今でも思っていて、もし私があの頃に戻ってやり直したとしても、セックスレスを回避するには色々な手を尽くさないと無理なんじゃないかなというのが正直なところです。

まずは夫婦だけの時間や空間を確保することが必要ですしね。
私たちは当時、ラブホに行こうなんて考えたことはなかったんですが、周囲でそういう夫婦もいなくはなかったです。
私にとってはピンとこなくて、どうしてラブホに行ってわざわざお金を使ってまでセックスする必要があるのかと疑問に感じていたんですが、今だったらわかる。そこまでする必要ありますね。
少なくとも夫や世の男性にとっては、自宅での定期的なセックスが難しいのなら、お金を出してホテルでセックスする必要があると今は思います。
当時夫もそう言ってくれたらよかったんですけどね。夫もお金がもったいないと思ったのかな。まだ若い二人には結構ラブホ代って高いかも?
でも女性にとってもセックスをするんであれば、この時期は生活感が溢れている自宅より、ホテルの方が非日常で気が散らなくて良さそうです。

それから子育て中の夫婦のセックスに大事なのは、やっぱり日頃からの夫の理解だったり協力かなと思ってしまいます。
今の世代だと男女どちらも仕事をして家事をして育児もするのが当然だと思うんですが、当時はまだまだでした。女性の負担がかなり大きかったです。
男性がほんのちょっと子供の送迎をするくらいでも、周囲から、偉いね、とか、素敵な旦那さんと褒められるような時代でした。おかしなことです。

夫と私は仲が良かったと書きましたが、夫がセックスに持ち込もうとする行動が度々ありながらも、私が応じることができないことがあったのは、当時の私に本当に心の余裕がなかったからなんですよね。
自分の時間なんてとにかく後回しでしたから。

そういえば一度、夫が私のお風呂タイムにセックスをしようと入ってきたことがあって、ちょっと嫌だなと思いながらも受け入れたことがありました。せっかくのリラックスタイムなのにな、仕方ないなと。
そうしたらまた後日、夫が同じことを仕掛けてきたんですね。
その時私はめちゃくちゃリラックスしながらボーッとシャワーを浴びていたので、急に夫に入ってこられて驚くと同時にすごい恐怖を感じてしまったんです。よくある殺人事件のワンシーンみたいに笑
それで夫に怒って追い出してしまったことがありました。そして夫は逆ギレ。
唯一自分ひとりになってリラックスできたのがお風呂タイムだったので、それがわかってもらえないのは悲しかったです。セックスしたくないわけではなかったので。

ちょっと話の矛先が変わってしまうのですが、私が子供の寝かしつけをしていたり、子供が寝た後で家事や仕事をしている間、夫は自分の自由な時間を過ごしていたことが多かったんですよね。遅くまでテレビや映画を見たり、そして翌朝は家族の中で一番遅く起きる、みたいな。
でも長い間、私はあまり疑問に感じていなかったんですよ。女性が家事も育児もするのは当たり前と思っていたし、仕事も当たり前だと思っていたので。
でも結婚生活も後半になると、段々と自分ばかり負担が大きいなと気づき始め、結果として離婚に繋がりました・・・笑

当時の私も良くなかったと今でこそ思うのですが、昭和の女性って自分が何でもやるのが当たり前が染み付いてしまっていますよね。
自分や夫だけじゃなく、夫の両親も私の両親も周囲もみんなそれが当たり前だと思っているし。
今もし当時に戻ったとしたら、私は家のことはきっちり半分夫にやらせると思いますし、名もなき家事みたいなことや義両親関係の手配とか、そういう面倒なことは一切自分からはやらないようにします。

じゃないと、段々と夫に対して一人前の男性として見られなくなってきてしまうんですよ。
夫が独身だったら自分でやったであろうことも、なぜか妻の私が背負わされるんですもん。
それなのにさらにセックスもなんて、ムリムリ。
女性にとってセックスは性欲というより、コミュニケーションの部分が大きいと思っているので、夫から日常的に愛が感じられなかったらセックスなんてできないです。

ところでちょっとディープな話をしたいのですが、みなさんセックスって好きですか?

私くらいの年代の女性の間だと、そもそもこういう性的な話をするのはタブーなイメージがありますよね。私自身は全然NGじゃないんですけど。
私より10歳くらい年下〜以下くらいの世代だと、もうちょっと普通に話題に出る感じがあるかな。

逆に私くらいの世代の女性から聞くことがあるのはむしろ、セックスが嫌い、苦手、好きじゃない、という話かもしれません。
この世代は本当にもったいないなと感じます。セックスの良さを知らないままの女性がたくさんいるんじゃないかと思うからです。
セックスにネガティブなイメージを持っていたら、セックスレスになるのは当然だし、そうでなくても好きでなかったり必要性を感じていなかったら、わざわざセックスしなくなりますよね。

男性に比べて女性がセックスを主体的に考えられるようになるまでって、結構時間や経験が必要な気がします。
元々男性は女性より性欲が強いですし、セックスが嫌いな男性って聞いたことないくらい、ほとんどの男性がセックス好きどころか、大好きなんじゃないかな。
それに比べて女性は、性欲は強くない人が多いと思うし、セックスが好きな人もそんなに多くはなさそう。どちらでもない程度の人が多いんじゃないかな。
赤裸々に言うと、女性って何となく性欲を感じたとしても、セックスじゃなく自慰で済んでしまうくらいの淡白さというか。それに自慰行為自体、しない女性もいるそうですね。ということは性欲がないか気づいていない女性も少なくないのかも。

私は過去にセックスレスで相手に苦言を呈したことがあるくらいなので、セックスは嫌いじゃない、というよりは「好きな方」と言えるのかなと思うんですが、その私でもセックスは相手主導というか、するしないは相手次第という時代が長かったなと思います。

今のパートナーとは、お互いにセックスは愛の表現というのが一致していて、元々すごく気を遣ってくれる彼なのでとても充実した日々を送っています。
が、それでも何年もお付き合いしているとやっぱり、私の方は時々セックスしなくてもいいなというタイミングもあるんですよね。疲れていたり元気がいつもより少なかったりすると。
彼の方は男性なのでセックス無しとまではなることはまだないんだけど、回数が減るとか、いつもより元気がないとかはあります。
そうかと思えば、また急に二人とも気持ちが盛り上がってすごく良いセックスができる日が続いたりもするので、面白いなと感じています。

セックスレスの原因のひとつは、世の女性のセックスへの関心の薄さもあるのかなと思っています。女性にも少なくともセックスへの興味は持ってほしいし、健やかな生活には必要なことだと認識してもらいたいですね。

男性の方も性欲を全面に押し出さずに、セックスはパートナーとのコミュニケーションのひとつの方法なんだと意識してほしいです。

お互いに、お互いを気持ち良くリラックスさせたい気持ちになることが大事ですよね。


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